we.ストレッチができるまで④
代表の飯田です。
今回は、早稲田大学スポーツMBA Essenceについてです。
私は第3期生として、2020年9月に修了となりました。(コロナの影響で修了が半年延びました)
入学に審査はありますが、入学試験などはなく、週1回3時間の授業を半年間続けて修了できるので、ビジネスマンの方でも通いやすい設計になっています。
カリキュラムは、1つはスポーツを取り巻く環境(文化・社会)を理解する基礎的な科目群、もう1つはいわゆるMBAで学ぶようなビジネス・マネジメントに関する専門的な科目群となっており、60万円で幅広く学ぶことができ、スポーツビジネスに興味のあるビジネスマンにおすすめです。
起業準備を始めた頃に通い始め、スポーツ業界へのコネクションがない私にとって、とても大切で勇気づけられるコミュニティになりました。
同期のバックグラウンドは様々な方がいて、スポーツ団体の協会、大手IT企業、大手広告企業、大手旅行会社、建築業界、スポーツメーカーなど、様々な立場からスポーツ業界の最前線で活躍される方々が集まっていました。
中でも、スポーツドクターの岩本航さんとは、修了課題で「子供のスポーツ環境」について一緒に取り組み、医者でありながらスポーツ業界のビジネス課題に取り組む姿勢をリスペクトしております。
岩本さんに、ある時、起業準備していて一緒に立ち上げをしてくれるトレーナーを探していると相談したところ、「トレーナーが集まるイベントの講師をやるので、そこでトレーナーを紹介できますよ」と言って頂き、トレーナーイベントに参加しました。
そのイベントは業界を牽引するトップトレーナーの講師陣が集まっていて、IT業界とはまた違った熱量を感じることができ、トレーナーってカッコいいなと思いました。
そこで運営を手伝っていた、大手ストレッチ会社でグランドトレーナーとして活躍した経験のある古里緑さんを紹介して頂き、後日、技術顧問に就任してもらうことになります。
スポーツMBAのカリキュラムでは、まず「スポーツの発展には、スポーツ人口を増やすことが一丁目一番地」ということを学びました。スポーツをする人を応援するために起業した自分にとって、非常にしっくりとくる考え方でした。
いつでもどこでもアマチュアスポーツを楽しめるという考え方を「グラスルーツ」と言いますが、「スポーツを通じてより優れた技術と環境を提供し、心身の成長に貢献する」という会社の経営理念にも繋がっています。
スタジアムビジネスも欧米では非常に進化していて新鮮でした。
この動画を見て見てください。
L.AのStaples Centerは、NBAのLakersやNHLのClippersの本拠地になっていて、数時間でバスケットコートがアイススケートコートに変身できる造りになっています。
映像面では大型のサイネージでリアルタイム映像配信やプロジェクションマッピングの活用も進んでいますし、VIPラウンジのビジネス利用、スタジアム内にLEXUSブースがある、などビジネス化も当たり前になっています。ショッピングセンターやホテルを併設したスタジアムを中心とした街づくりも進んでいて、日本でもスタジアムを中心とした街づくりをぜひ進めてもらいたいです!
また、これからのスポーツビジネスの発展に「スポーツツーリズム」が潜在市場の大きさもあり、キーワードになっています。ホノルルマラソンなんかはイメージしやすいと思いますが、スポーツするために旅行をして、ついでに観光もするようなスタイルです。
スポーツ庁でも海外の人向けに「武道ツーリズム」をPRしているようです。
個人的には、地方の充実した施設で子供のサッカーやテニスの半日合宿をやりつつ、家族でホテルや旅館に宿泊し、現地のローカルフードを堪能し、温泉に入ったり観光するような旅行スタイルが増えてくると面白いな、と思っています。
「子供のスポーツ環境について」も色々と考える機会になりましたが、話が長くなるのでまた別の機会にします。
続きはまた次回のお楽しみに…