we.ストレッチができるまで③
代表の飯田です。
前回の記事では、月額制のマンツーマンストレッチ専門店、というアイデアのところまでいきました。
ストレッチ専門店といっても、自分には知識も人脈も何もありませんでした。本当に何もなしです!
そこで自分から業界に入っていって、知識をつけないといけない、ということで、ストレッチの技術スクールに通い始めます。
約2ヶ月間、1日6時間、筋肉や骨などの座学とスクール生とひたすらストレッチの技術をかけ合います。
これまでずっとオフィスでPCを使って分析や資料作成などをやっていたのが、学生や整体師のおじさん達とストレッチをやりあう毎日で、変化の大きさに自分でも笑ってしまいました。でもそんな事でも前向きにチャレンジできるのが自分のいいところだと思ってます笑
ストレッチの講習を受ける中で、いくつか大事なポイントを学びました。
一つは、ストレッチの強度です。
どこまで筋肉が伸びるかというのは人それぞれなので、どのくらいの強度でストレッチをするかというのはトレーナーにとって大事ですが難しい要素です。強すぎると痛みを感じてしまうし、弱すぎると何をやっているのかわかりません。
これは様々な人にストレッチをかけて経験していったり、お客様に聞きながらストレッチをやる事で感覚を掴んでいくしかありません。
二つ目は、筋肉や骨が繋がっているという事です。
例えば、腰痛の方でも腰の筋肉が痛んでいても、原因は別の場所、例えば足首の固さだったりすることがあります。原因となっている箇所を無意識のうちに庇ってしまい、他の筋肉に余計な負荷をかけていて、それが腰痛に繋がってしまう、というようなケースがあることを知りました。
なので、トレーナーはお客様の悩みを聞きつつ、全身をチェックしてどこが原因なのかを探っていくのが腕の見せ所です。
三つ目は、同じ筋肉を伸ばすのにも様々な技術があるという事です。
例えば、お尻のストレッチでも、仰向けでやるパターン、うつ伏せでやるパターン、横向きでやるパターンがあります。それぞれのパターンで狙う筋肉が微妙に違ったり、お客様の体勢をなるべく変えずにストレッチの流れを作る、といった観点から、同じ筋肉を狙ったでも複数のパターンをできるのが、プロのストレッチトレーナーとしては必須になってきます。
四つ目は、ストレッチトレーナーは肉体労働だという事です。
当たり前ですが、ストレッチトレーナーは自分の身体を駆使してサービスを提供しているので、当然トレーナーも疲れます。私は1日6時間の講習の中で、実際にストレッチをかけていたのは2時間くらいかと思いますが、かなりへとへとになりました。トレーナーが疲れていたり、緊張していたりすると、お客様に伝わってしまいます。手を抜くわけではなく、いかに疲れずに質の高いマンツーマンストレッチを提供していくか、というのも一流のストレッチトレーナーの大切な技術です。
以上のようなことを知ることができ、採用やメニュー構成を考えるにあたり、必要な基礎知識が得られたので、最初に技術スクールに通ったのは正解だったなと思います。
次は、会社設立、採用と不動産物件探しをしていくことになりますが、まだ仲間は一人もいません。
続きはまた次回のお楽しみに…